負荷軽減を行うためのLOD設定をします。

LOD (Level of Details ：詳細度) は、主人公 (あるいはカメラ) とメッシュとの距離によってポリゴン数を減らすものです。

 

― Stageにオブジェクトを置く

今回は、Third Person のステージに「StarterContent」のメッシュを置きます。
「SM_Couch」
「SM_TableRound」

―「SM_Couch」をダブルクリックで開いてください。

―LODの作成

―右ウィンドウの「Detail」→「LOD Setting」→「Number of LODs」に「3」と入れてください。
まずは、3つのLODを作成します
入力出来たら「Apply Changes」をクリック。

―作成したLODの確認は「LOD Picker」→「Custom」にチェックを入れてください。

―このままでは、操作できない状態なので、
「LOD Setting」→「Auto Compute LOD Distances」のチェックを外します。
すると、自分で入力することができます。
※Autoでも、メッシュを減らすことができますが、正確でないときもあるので注意が必要です。

―各LODのScreenSizeを入力

とりあえず、Screen Sizeを設定します。
LOD0：1.0
LOD1：0.5
LOD2：0.25

―このオブジェクトのデフォルトは、
Triangles：1,782
Vertices：1,467

―マウスのスクロールバックで、左上の「Current Screen Size」が0.5以下までオブジェクトからカメラを遠ざけてください。
Triangle：890
Vertices：752
になっているはずです。

―さらに、Current Screen Size：0.25まで下げます。
Triangles：446
Vertices：409
になっていると思います。

これで、距離が遠ければ遠いほど、メッシュを減らすことが出来ています。
遠くにあるオブジェクトなので、違いはあまり感じないと思います。

 

―視覚的にどれくらい変わったのか確認する方法

「LOD Picker」→「LOD」をLOD2にします。
Current Screen Sizeに関係なく、LOD2の設定になります。

デフォルトより、オブジェクトの見た目が変わっていると思います。

―見た目のクオリティを落とさずに、ゲームの負荷軽減ができました。

―今回は3つのLODのScreen Sizeを1.0, 0.5, 0.25としましたが、
 5つの場合は、1.0, 0.75, 0.5, 0.25, 0.1など設定したりします。

また、小さなオブジェクトの場合は、ポリゴン数を減らし過ぎて、形が崩れてしまうこともあります。

オブジェクトによってScreen Sizeを設定してみてください。