『Decal mahine』とは、Blenderの有料アドオンのことです。
とても簡単にDecalを作成できる便利なアイテムです。
デフォルトでは、Sci-fiなモデリングに使いそうですが、自作のデカールを簡単に使用することができたり、グランジや壁の落書きなどSci-fi以外のデカールを購入することで、様々な表現ができたりと、これからのScifiモデリングに必ず必要なものだと思います。
私は購入時、使い方がわからなくて苦労しました…
購入してBlenderを開いても、デフォルトのデカールが存在しないのです。
ということで、今回は『Decal machine』のインストールから、デフォルトを使用するところまでご説明させていただきます。
目次
―購入
―私は『Decal machine』を「Blender Marcket」というサイトで購入しました。
「Blender Marcket」
「Decal Machine」2022.6.28現在:50$
https://blendermarket.com/products/decalmachine
製作した「MACHIN3」さんは、他にも良いものを造られているので、チェックしてみてください。
「MAHIN3」サイト
―ダウンロード&フォルダーを保存
購入後、ダウンロードできますので、お好きな所へ保存しておいてください。
※ダウンロード時は、圧縮フォルダーのままですが、そのままで結構です。
「すべて展開」など中身を出す必要はありません。
―Blenderでアドオンを開く
―左上にある「編集」をクリック
―「プリファレンス」クリック
―別ウィンドウが開くので、右上にある「インストール」をクリック
―「DECALmachine…zip」を選択肢、右下「アドオンをインストール」をクリック
―クリックすると、「Mesh:DECALmahine」と出てくるので、チェック✅が入っていると、アドオン有効化成功です。
※チェックが外れている場合は、チェックを忘れずに。
―Decalが入っているか確認
さっそくDecalを使ってみたいところですが、実はまだデフォルトのDecalが入っていません。
※2022.6月現在では、自分で入れないといけませんでした。バージョンが変われば、この作業は必要ないかもしれません。
―キーボードの「D」を押すと、Decalmahineのショートカットキーです。
―Decalが入っている状態だと、真ん中の4つのようなものが出ます。
―ここでは、この状態になるようにします。
―今回はオブジェクトモードで使用する「Decal」をBlenderで使えるようにします。
「TrimSheet」は次の記事で。
―DecalをBlenderにいれる
―キーボード「N」を押して、左側のウィンドウを開きます。
―そして、さっきアドオン有効化したばかりだと縦字で「MAHINE3」と書いているタブをクリック
―左上にある四つのアイコンの内、右から2番目のBlenderマークがついているものをクリックします。
―少しわかりづらいですが、「Update Decals & TrimSheet」というものが出てきます。
ここでDecalをアップデートすることができます。
―ライブラリパスを設定します。ここはデカールが保存されているフォルダを指定するとろこです。フォルダーアイコンをクリックします。
―デフォルトのDecalは、購入したときのフォルダ内に入っています。
※圧縮ファルダを展開する必要があるかもしれません。
場所:[DECALmachine] → [assets] → [Decals]
ここまで開くと、4つのファイルが出てきます。
この内の「My Decals」以外の3つを順番にBlenderの中に入れていきます。
まずは、[Aircraft] をひらいてください。
すると、このように001, 002, 003と数字が書いてあるファイルが見えます。
これら一つ一つが使用できるDecalになります。
どれも選択せずにそのまま「OK」をクリックしてください。
これでライブラリパスを指定できました。
―次に、Decalライブラリの名前を付けます。
「ライブラリパス」の一つ下にある「User Decal Library」がDecalの名前になります。
※私の場合は「Clasikcorp」になってしまっていますが、これをさきほど指定した「Aircraft」に変えたいと思います。
―選択肢を増やすために名前を増やします。
右上の「編集」から「プリファレンス」→「アドオン」でDecalmahineのアドオンの→をクリックして、メニューを開きます。
左下にある「Decal + Trim Libraries」を触ります。
―右下にあるLibrary namedにAirCraftを入力します。
―そのままEnterキーを押します。
すると、一番下に入力した「AirCraft」と出るはずです。
このウィンドウはこれで完了です。閉じてください。
―さきほどのUser Decal Libraryを確認してみてください。
今入力した「Air Craft」が選択可能になっているはずです
―これで準備はOKです。
下では青くなっている「Update Decal Library」を押して、Blenderに入れましょう。
※反映されるのに、少しだけ時間が掛かります。ボタンが青くなくなったら完了です。
―Nで右ウィンドウを閉じて、Dボタンを押してみてください。
「AirCraft」というのが追加されているはずです。
―使い方についてはまた、別の記事でご紹介します。
―残りのDecalもBlenderにいれる
―⑤のやり方で残り二つも入れてみてください。
「Example Panels」と「Example」を入れてみてください。
以上がDecalの入れ方になります。
長くなったので、Trim Sheetは別の記事でご紹介します。
ご質問があれば、Simon.Simonまで。